更新日 2026年11月2日

開示の事例|比較

SSBJ基準をめぐる4社の開示 準拠を表明したのはキリンとみずほ

4社の有価証券報告書(有報)のサステナビリティの欄を、同じ項目で並べました。対象は、キリン、みずほ、MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、日本航空の4社です。

開示の事例4社の比較

4社を同じ項目で並べる

項目キリンホールディングスみずほフィナンシャルグループ三菱UFJフィナンシャル・グループ日本航空
準拠の表明の言い方SSBJ基準を「早期適用し」「準拠して作成しております」SSBJが公表する基準に「準拠して作成しております」SSBJ基準の「すべての定めには準拠していません」。当期は「同基準のすべての定めを社内で検討のうえ作成」「ISSB(注1)基準、およびSSBJ(注2)基準を参考にした情報開示を実施していきます」。「当期においてはSSBJ基準のすべての定めには準拠しておりません」
決算期2025年12月期(第187期)。提出日は2026年3月27日2026年3月期(第24期)。提出日は2026年6月19日2026年3月期(第21期)。提出日は2026年6月24日2026年3月期(第77期)。提出日は2026年6月22日
Scope1・2の当期実績の有無あり。Scope1は375,414tCO2eあり。Scope1は0.02Mt-CO2eあり。Scope1は26千t-CO2e欄にScope別の表はない。経営者による分析の節(46ページ)に、2025年度の実績「913万トン※速報値」
Scope3の範囲開示していない(経過措置を使用)カテゴリー15(投資)のみ。1,012.89Mt-CO2eカテゴリー15(投資)のみ。1,357,610千t-CO2e欄にScope別の表はない
使った経過措置比較情報の省略、Scope3の省略比較情報の省略使ったとは書いていない。比較情報は開示していない使ったとは書いていない
第三者保証限定的保証。保証した者はKPMGあずさサステナビリティ株式会社。範囲はガバナンス、リスク管理、Scope1・2排出量、一部の指標受けた旨の記載はない受けた旨の記載はない記載はない
財務影響の示し方試算の金額を表にしている。例:農産物の収量減は2050年・4℃シナリオで「約31億円~約122億円」当期は「重大な影響はありません」。将来は数字で示さず、文章で説明当期は「重要な影響は識別されておりません」。将来は数字を出していない。シナリオ分析では移行リスクの累積与信費用を5,500億円程度と試算影響を大(300億円以上)・中・小の区分で示す。影響額そのものの数字は表に載っていない
作成の手順の記載2つの社内規程で手順を決め、経営監査部の内部監査の対象ディスクロージャー委員会が承認。Scope3の確認の手順を記載経営会議が承認。内部統制は既存の枠組みに統合。数字の確認の手順を記載手順の説明はなく、取締役会の関わり方を記載

準拠の表明と保証の有無で差

4社のうち、SSBJ基準に準拠したと表明しているのはキリンとみずほです。MUFGと日本航空は、当期はSSBJ基準のすべての定めには準拠していません。第三者保証を受けたと書いているのは、4社のうちキリンだけです。

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