SBTってなに?

ゼロから分かるSBT

パリ協定に見合うだけCO2を減らせるか、国際団体のチェックを通った会社の削減目標。

自己申告では通らない

「がんばって減らします」と自分で言うだけなら、どんな目標でも言えます。SBT(Science Based Targets、科学的根拠に基づく目標)は、外の試験官が確かめた目標です。試験官は「そのペースなら、気温上昇を1.5℃に抑えられる」かを確かめます。

試験官はSBTiという国際団体。1.5℃は、2015年のパリ協定で世界がめざすと決めた数字です。

いま
10年後
2050年
毎年4.2%以上減らし、2050年には9割減らす

どんな条件か

  1. 期間 5〜10年先の目標と、2050年までの目標を立てる
  2. ペース 自社の排出(Scope1・2)は毎年4.2%以上減らす
  3. 範囲 取引先やお客さんの排出(Scope3)が全体の4割以上なら、そこにも目標を立てる
  4. ルール よその会社の削減分(クレジット)を買って、減らしたことにはできない。排出量は毎年開示し、目標は5年ごとに見直す

いまの状況

SBTに参加する会社(認定を受けた会社と、目標を出すと約束した会社)は世界で13,969社。うち日本は2,580社で約18%、国別で1位です(2026年8月時点)。

売上上位300社のうち、有価証券報告書でSBTに触れているのは108社(36%)。2028年2月からは、新しい基準(第2版)での申請になります。

毎年4.2%という数字を、工場や店ごとの省エネや燃料の切り替えに落とす人が要ります。生産技術や設備管理の経験が生きます。新卒なら、工学部で学ぶエネルギーや機械の知識が役立ちます。

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