環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みに、外の会社がつける点数。点数の高い会社を集めたのがESG指数。
グルメガイドの調査員が店に星をつけ、星つきの店の一覧を見てお客さんが店を選ぶのと同じです。調査員がESG評価機関、一覧がESG指数、お客さんが投資家です。
上場会社の株を買うかどうか決めるために、投資家が使う評価です。
| 評価機関 | 点数のつけ方 |
|---|---|
| MSCI | AAA〜CCC。同じ業種の中で比べる |
| FTSE Russell | 0〜5。5がいちばん高い |
| S&P Global | 会社が答える質問票(CSA)で採点 |
| Sustainalytics | 管理しきれていないリスクを5段階で |
たとえばFTSE JPX Blossom Japan Indexは、FTSEの点数が3.3以上の会社を新しく入れます。入れ替えは毎年6月と12月です。
EcoVadis(エコバディス)は、会社が仕入れ先を選ぶときに使う評価です。
納め先の会社が、仕入れ先に評価を受けるよう頼みます。新しい仕入れ先に、評価を必ず求める使い方もあります。
環境、労働と人権、倫理、持続可能な資材調達の4つのテーマで採点します。評価を受けた会社は、180か国以上で17万5,000社を超えます。
| メダル | もらえる会社 |
|---|---|
| プラチナ | 上位1% |
| ゴールド | 上位5% |
| シルバー | 上位15% |
| ブロンズ | 上位35% |
比べる相手は、過去12か月にEcoVadisが評価したすべての会社です。上場していない中小の会社も、取引先から求められて評価を受けます。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、日本の公的年金を運用しています。MSCI・FTSE・S&Pなどの9つのESG指数に沿って、約12.4兆円を運用しています(2026年3月末)。
EUでは2026年7月2日から、ESG評価を出す会社にEUの監督機関(ESMA)の認可が要るようになりました。
評価機関の質問票に答え、点数の理由を読み解いて社内に返す人が要ります。投資家に会社を説明してきたIRや経営企画の経験が生きます。取引先の求めに応えてきた営業や品質保証の経験も使えます。新卒なら、経済学部・経営学部で学ぶ金融や企業分析が土台になります。