更新日 2026年11月2日

コラム|情報の集め方

90日分の公式の発表212件を、ESGのテーマで分けてみた

2026年8月4日から11月2日までの90日間に、このサイトが集めた発表は212件ありました。国の役所、評価機関、海外の当局、支援会社の発表です。FTSE RussellのESGの14テーマで分けると、発表元が1か所に集まるテーマと、分かれるテーマがありました。

コラム212件90日分の公式の発表をテーマで分けた

テーマごとの件数と、主な発表元

テーマは、発表の題と要点の言葉で分けました。1件の発表が、複数のテーマに入ることがあります。212件のうち56件は、2つ以上のテーマに入りました。

テーマ件数主な発表元(件数)
気候変動66環境省(23)、欧州委員会(7)、アスエネ(7)、国土交通省の水管理・国土保全局(7)
開示と評価のルール53SSBJ(6)、GRI(6)、EFRAG(5)
生物多様性26環境省(11)
汚染と資源23環境省(12)、国土交通省の水管理・国土保全局(6)
水の安全保障22国土交通省の水管理・国土保全局(20)
労働基準15厚生労働省(8)、出入国在留管理庁(3)
顧客責任15個人情報保護委員会(6)、消費者庁(5)
リスク管理13欧州委員会(5)
サプライチェーン(社会)9EcoVadis(4)、環境省(3)
サプライチェーン(環境)6支援会社などの発表
コーポレート・ガバナンス4環境省(3)
人権とコミュニティ3法務省の人権擁護局(2)
健康と安全2厚生労働省(2)
腐敗防止2消費者庁(2)
税の透明性0なし

開示と評価のルールは、FTSEの14テーマには入っていません。実務で毎日追う話題なので、このサイトで別に分けています。

1か所に集まるテーマ

水の安全保障は、22件のうち20件が国土交通省の水管理・国土保全局でした。生物多様性と、汚染と資源は、どちらも環境省が4〜5割を占めています。

こうしたテーマは、主な発表元を追えば、公式の動きの多くをつかめます。ただし、ここでの件数は、このサイトが集めている発表元の中での数です。

発表元が分かれるテーマ

気候変動の66件は、環境省が23件で、残りは欧州委員会、国土交通省、支援会社などに分かれていました。開示と評価のルールの53件も、SSBJ、GRI、EFRAGと、基準を作る団体ごとに分かれています。

顧客責任の15件は、個人情報保護委員会と消費者庁がほぼ半々でした。消費者庁の5件のうち4件は、景品表示法にもとづく措置命令や課徴金納付命令です。

こうしたテーマは、1か所だけを見ていると、動きの一部を見落とします。

件数が少ないテーマは、動きが小さいとは限らない

人権、健康と安全、腐敗防止、税の透明性は、90日で0〜3件でした。ただし、これはこのサイトが追っている発表元の中での件数です。

これらのテーマに関わる外務省、公正取引委員会、OECD、経済産業省の発表は、この集計に入っていません。

このため、件数の少ないテーマは、発表元のサイトを直接見る必要があります。たとえば人権は、EUの強制労働製品の禁止規則が2027年12月14日に始まります。発表の数が少なくても、決まっている予定はあります。

数え方

このサイトの「速報」に載せた発表のうち、2026年8月4日から11月2日までの212件を使いました。発表日が月までしか分からない11件も含めています。テーマは、題と要点に含まれる言葉をもとに分けました。発表元の名前は、法務省の人権擁護局(人権)を除いて、分ける手がかりにしていません。どのテーマにも当たらない発表は、19件ありました。

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